過去に活動した研究会

研究会テーマ

研究会 No.36 (2011年設置)
座長/阿部 茂氏(キョーリン製薬ホールディングス株式会社)
研究会テーマ
「内部監査の現場における今日的課題と監査組織運営の研究」

現状認識
内部統制報告制度(J-SOX)の制定により、空前の内部監査ブームが起こり、上場企業を中心に内部監査部門の設立・強化が行われてきたが、一とおり内部統制整備が完了したことから、内部統制業務の効率化や業務縮小に向かいつつある。 一方で国内経済の低迷や海外企業との競争激化により、 業務の海外シフトや 収益構造の変化が起こり、企業経営者が内部監査部門を見る眼が大きく変ってきており、実質的な効果を期待 するとともに内部監査部門の効率化や業務態勢の見直しが求められている。 今まで金商法の名の下で、内部監査組織規模を拡大してきたが、これら大きな環境変化に対して、今後 内部監査部門がどのように会社経営の期待に添える様な機能が提供できるのか、が問われる時代に入り、「内部監査」組織の正念場に 来ている。

研究目標
当フォーラムは、直面している内部監査の現状、課題について整理し、また 内部監査の変革の事例を収集し、理想型ではなく一歩先を見据えた内部監査組織の取組み等について議論の上、提言としてまとめる。

活動方法
原則月1回会合、議論を経て、まとめの段階で合宿討議をする。当面以下のとおり進める。
  1. 「今日的課題」の洗い出しを 来年3月までに実施する。
    今日的課題の叩き台:
    1. 経営者が求める内部監査とは:
       ・準拠性監査から 有効性監査へ
       ・アシュアランス型からアドバイス型へ
       ・効果の測定・経営者への報告
       ・年度監査計画における経営者の関与
    2. 内部監査部門の効率化・コスト削減・人員削減を如何に行うか
    3. 企業グループにおける グループ子会社監査組織の あり方
    4. 経営者への啓蒙・社員への啓蒙・意識改革
       ・ CSAの取組み
       ・リスクマネジメント業務
       ・コンプライアンス業務
       ・管理業務との連携
    5. 業務変革への対応:海外監査、固有業務監査、リスクマネジメントのあり方
    6. 健全なる監査組織・監査人の育成・確保
    7. 法律改訂や海外規制への対応
    8. 旧来の監査業務の創造的破壊から再構築へ
    9. 小規模監査組織の健全な成長 と 監査人制度
  2. 議論の取っ掛かりとして 2−3課題を準備し 議論を開始する。
  3. ゲストスピーカーを募る。
メンバー募集
終了しました。

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