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青木賞
1.青木賞の概要
青木賞は、1987年に創設されました。青木賞は、故・青木茂男博士(早稲田大学 名誉教授)の内部監査研究業績を記念し、監査に直接・間接に関連する学者・実務家等の研究業績について、優れた著書・論文としてまとめられたものを表彰しております。
青木賞審査基準
- 内容的にみてオリジナリティを重視する
- 著書の内容については、監査に関する研究を主要な対象とするが、監査に直接ふれていない場合でも、内部監査に大きく影響を与えると考えられるものは対象とする
- 論文の内容については、内部監査を直接または間接に対象としたものとする
- 共著については、内容的に統一性のある場合のみ対象とする
- 翻訳については、対象としない
- 特定の企業・経営組織体の監査実務にのみ偏ったものは、普遍性の点から対象としない
- 教科書・手引書といった内容のものは、対象としない
- 著書は初版本とする(改訂初版を含む)
- 論文については、学内機関誌・公刊雑誌・協会機関誌等に発表されたものとする
- 協会活動が、監査実務面への役立ちという点を、大きな目的の1つにしていることを考慮し、実務面に有用と考えられる内容のものは対象とする
2.第38回(2024年度)「青木賞」のご案内
第38回(2024年度)の応募を締め切りました。
- 審査対象作品
- 2023年4月1日〜2024年3月31日の間に発行された著書及び論文
- 応募方法
- 著書ならびに論文とも7部を提出してください
- 応募先
- 一般社団法人日本内部監査協会 会長賞・青木賞担当
〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-11 VORT京橋 - 応募締切
-
2024年6月28日(金)必着
応募著書ならびに応募論文につきましては、返却いたしません - 選考方法
- 一般社団法人日本内部監査協会「会長賞」・「青木賞」審査委員会において選考を行います
- 発表及び表彰
- 2024年9月開催の「内部監査推進全国大会」席上にて、授賞式を実施予定です
授賞式において、記念盾及び賞金を贈呈いたします
3.過去の授賞者
回数 | 年次 | 著者 | 著者所属※ | 書名 | 発行者 | 掲載誌 |
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第1回 | 1987(昭和62)年 | 著書:吉原 英樹氏 | 神戸大学教授 | 『戦略的企業革新』 | 東洋経済新報社 | |
論文:海老塚 利明氏 | 公認会計士 | 「三様監査の協調的運用と内部監査人のあり方」 | 第一法規出版 | 『会計ジャーナル』(昭和61年4月刊) | ||
論文:大矢知 浩司氏 | 青山学院大学教授 | 「システム監査と内部統制」 | 中央経済社 | 『企業会計』(昭和62年3月刊) | ||
第2回 | 1988(昭和63)年 | 著書:盛田 良久氏 | 大阪学院大学助教授 | 『アメリカ証取法会計』 | 中央経済社 | |
第4回 | 1990(平成2)年 | 論文:稲葉 洲臣氏 | 近畿大学教授 | 「監査役監査を巡る天動説と地動説」 | 近畿大学商経学会 | 近畿大学『商経学叢』平成元年12月刊 |
論文:坂本 幸雄氏 | サントリー(株)常勤監査役 | 「管理体質監査への試み」 | 日本内部監査協会 | 日本内部監査協会『監査研究』平成元年3月刊 | ||
第5回 | 1991(平成3)年 | 著書:津田 秀雄氏 | 和歌山大学教授 | 『ドイツ内部監査論』 | 千倉書房 | |
第7回 | 1993(平成5)年 | 著書:堀江 正之氏 | 日本大学助教授 | 『システム監査の理論』 | 白桃書房 | |
第8回 | 1994(平成6)年 | 著書:加藤 恭彦氏 | 甲南大学教授 | 『現代ドイツ監査制度論』 | 千倉書房 | |
第9回 | 1995(平成7)年 | 著書:千代田 邦夫 | 立命館大学教授 | 『アメリカ監査論――マルチディメンショナル・アプローチ&リスク・アプローチ』 | 中央経済グループパブリッシング | |
第10回 | 1996(平成8)年 | 著書:内藤 文雄氏 | 神戸大学教授 | 『監査判断形成論』 | 中央経済グループパブリッシング | |
第11回 | 1997(平成9)年 | 著書:櫻井 通晴氏 | 専修大学教授 | 『Integrated Cost Management』 | Productivity Press, Portland Oregon | |
論文:富山 茂氏 | 大阪国際大学教授 | 「会計システムの信頼性確保と監査アプローチにかかわる一考察」 | 大阪国際大学 | 大阪国際大学紀要 | ||
第12回 | 1998(平成10)年 | 著者:石原 俊彦氏 | 関西学院大学助教授公認会計士 | 『リスク・アプローチ監査論』 | 中央経済社 | |
第13回 | 1999(平成11)年 | 論文:高田 敏文氏 | 東北大学大学院教授 | 「監査人独立性要因の分析へのレンズモデルの適用」 | 東北大学 | 『研究年報経済学』 |
第14回 | 2000(平成12)年 | 著者:石崎 忠司氏 | 中央大学教授 | 『企業の持続的成長性分析』 | 同文舘出版 | |
第15回 | 2001年(平成13)年 | 論文:八田 進二氏 | 青山学院大学教授 | 「内部監査とコーポレート・ガバナンス――内部統制を核としての検討」 | 中央経済社 | 『企業会計』53(1) 2001.1 |
論文:松井 隆幸氏 | 拓殖大学教授 | 「内部監査における性質の変化とリスクベース監査」 | 中央大学 | 商學論纂 41(2), 2000-0 | ||
第16回 | 2002(平成14)年 | 著書:蟹江 章氏 | 北海道大学大学院助教授 | 『現代監査の理論――フランス監査制度に関する研究――』 | 森山書店 | |
著書:川北 博氏 | 公認会計士 | 『会計情報監査制度の研究 ―日本型監査の転機―』 |
有斐閣 | |||
第17回 | 2003(平成15)年 | 論文:児島 隆氏 | 中央大学教授 | 「ビジネス・リスク・アプローチの動向」 | 日本監査研究学会 | 『現代監査』2003 |
論文:島崎 主税氏 | 公認会計士 | 「コーポレート・ガバナンスと内部監査――IIA『基準』等の公表に関連して――」 | 日本監査研究学会 | 『現代監査』2003 | ||
第18回 | 2004(平成16)年 | 著書:鈴木 豊氏 | 青山学院大学教授 | 『政府・自治体・パブリックセクターの公監査基準』 | 中央経済社 | |
第19回 | 2005(平成17)年 | 著書:林 隆敏氏 | 関西学院大学商学部教授 | 『継続企業監査論 ―ゴーイング・コンサーン問題の研究―』 |
中央経済社 | |
第20回 | 2006(平成18)年 | 著書:柿崎 環氏 | 跡見学園女子大学助教授 | 『内部統制の法的研究』 | 日本評論社 | |
第21回 | 2007(平成19)年 | 著書:吉川 吉衞氏 | 大阪市立大学大学院教授 | 『企業リスクマネジメント ―内部統制の手法として―』 |
中央経済社 | |
第22回 | 2008(平成20)年 | 著書:鳥羽 至英氏 | 早稲田大学教授 | 『内部統制の理論と制度執行・監督・監査の視点から』 | 国元書房 | |
第23回 | 2009(平成21)年 | 著書:池田 公司氏 | 甲南大学教授 | 『知的資産の監査』 | 中央経済社 | |
論文:武田 和夫氏 | 椙山女学園大学准教授 | 「内部監査機能の組織的位置づけと監査報告」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』2008年4月 | ||
論文:泉 洋太郎氏 | チューリッヒ保険会社日本支店 | 「独立性向上により内部監査はどのように変容したか――組織学習理論による事例分析」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』2009年2月 | ||
第24回 | 2010(平成22年) | 著書:佐藤 敏昭氏 | 名古屋経済大学大学院教授 | 『監査役制度の形成と展望―大規模公開会社における監査役監査の課題―』 | 成文堂 | |
第25回 | 2011(平成23)年 | 論文:丸山 恭司氏 | 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科 | 「自治体監査における民間内部監査手法の活用〜岐阜県の取組みから」 | (株)ぎょうせい | 『月刊地方業務』第673号2010年7月 |
第26回 | 2012(平成24)年 | 著書:五十嵐 達朗氏 | 公認会計士 | 『財務諸表監査 私論』 | 日経事業出版センター | |
著書:越智 信仁氏 | 中央大学 企業研究所 客員研究員 | 『IFRS公正価値情報の測定と監査―見積もり・予測・リスク情報拡大への対応』 | 国元書房 | |||
論文:吉武 一氏 | 株式会社埼玉りそな銀行 常勤監査役 | 「内部監査業務とロジカル・シンキング」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』 2011年9月号 | ||
第27回 | 2013(平成25)年 | 著書:樋口 晴彦氏 | 警察大学校 警察政策研究センター教授 | 『組織不祥事研究―組織不祥事を引き起こす潜在的原因の解明―』 | 白桃書房 | |
論文:池田 晋氏 | 日産自動車株式会社 グローバル内部監査室 マネージャー | 「経営人材育成の場として機能する内部監査部門への変革 ―日系企業のアンケート調査を中心として―」 | 一般社団法人日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』 2012年9月号 | ||
論文:町田 祥弘氏 | 青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授 | 「外部監査と内部監査の関係の新たな展開 ―内部監査人による外部監査の直接支援に関連して―」 | 一般社団法人日本内部監査協会発行 | 『月刊監査研究』 2012年6月号 | ||
第28回 | 2014(平成26)年 | 論文:春日部 光紀氏 | 北海道大学大学院 経済学研究科准教授 | 「アメリカ鉄道会社における内部監査の生成と展開」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』 2013年7月号 |
論文:藤原 英賢氏 | 追手門学院大学経営学部講師 | 「内部統制の問題を開示した企業の性質と問題の深刻度に関する研究」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』 2014年3月号 | ||
第29回 | 2015(平成27)年 | 著書:瀧田 輝己氏 | 同志社大学 商学部教授 | 『体系監査論』 | 中央経済社 | |
論文:南雲 岳彦氏 | (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 米州統括部長兼プルデンシャル規制対応推進室長 | 「戦略とリスク管理の統合アーキテクチャに関する研究」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』 2015年3月号 | ||
第30回 | 2016(平成28)年 | 著書:弥永 真生氏 | 筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授 | 『会計監査人論』 | 同文舘出版 | |
第31回 | 2017(平成29)年 | 著書:藤井 範彰氏 | 公認会計士・公認内部監査人 | 『内部監査のプロが書く 監査報告書の指摘事項と改善提案』 | 同文舘出版 | |
論文:中村 映美氏 | 大阪成蹊短期大学教授 | 「内部監査によるガバナンス改善のための課題―経営者と内部監査人とのコミュニケーションを中心として―」 | 日本監査研究学会 | 『現代監査』2017 | ||
第32回 | 2018(平成30)年 | 著書:中村 元彦氏 | 千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科教授 | 『IT会計帳簿論―IT会計帳簿が変える経営と監査の未来―』 | 白桃書房 | |
第33回 | 2019(令和元)年 | 論文:河村 賢治氏 | 立教大学法務研究科 教授 | 「ソフトローによるコーポレート・ガバナンス」 | 日本評論社 | 『法律時報』91巻3号通巻1135号 |
第34回 | 2020(令和2)年 | 論文:別府 正之助氏 | 公認内部監査人 | 「監査役会等と内部監査部門の指揮・報告関係を規定化しよう」 | 日本内部監査協会 | 『月刊監査研究』2019年7月号 |
第35回 | 2021(令和3)年 | 著書:小澤 義昭 氏 | 桃山学院大学 経営学部教授 | 『監査実施プロセスの理論と実践』 | 中央経済社 | |
第36回 | 2022(令和4)年 | 論文: 兼田 克幸氏 | 北海道大学 名誉教授 |
「コーポレート・ガバナンスの強化と内部監査」 | 中央経済社 | 野田博・大杉謙一・小宮靖毅氏編 『商事立法における近時の発展と展望: 丸山秀平先生古稀記念論文集』 2021年10月に収録 |
第37回 | 2023(令和5)年 | 著書:高田 晴仁氏 | 慶應義塾大学大学院法務研究科教授 | 『監査役の誕生−歴史の窓から−』 | 国元書房 | |
論文: 蓮沼 利建氏 | 青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科 博士後期課程 | 「取締役会の監督機能発揮のための内部監査機能のあり方」 | 青山学院大学大 学院 | 『プロフェッショナル会計学研究年報』第16号 2023年3月 | ||
第38回 | 2024(令和6)年 | 著書: 岡野 泰樹氏 | 北海道大学大学院経済学研究院 准教授 | 『統合報告監査論─サステナビリティ時代の信頼性保証─』 | 同文舘出版 | |
論文: 梁 晸宇氏 | 立命館アジア太平洋大学国際経営学部 准教授 | 「内部監査基準の遵守が内部監査の成果に及ぼす影響─基準遵守の測定と基準適合表明の調整効果を中心に─」 | 日本経営学会 | 『日本経営学会誌』第52号、2023年6月 |
※ 授賞時の著者所属