過去に活動した研究会

　日本内部監査協会が言う「内部監査」に対し、ISOマネジメントシステムの認証取得・維持する会社ではISO規格に基づく「内部監査」を行うため、二つの内部監査が存在する会社も少なくない。昨年、ISOの内部監査に関する規格（ISO-19011）が改訂され、これに対応してJIS規格（JIS Q19011）も今年になって改訂された。いくつかある改訂ポイントの中で、注目すべきは「リスクアプローチ」や「サンプリング」等が盛り込まれ、日本内部監査協会が言う「内部監査」との距離がより近づいた。また、従来の品質マネジメントシステム及び環境マネジメントシステムのための内部監査からISO規格全般に関連する共通的な内部監査を志向している。
今回CIA FORUMのテーマとして、この両方の内部監査について相互にコラボレーションを行う可能性について取り上げる。

• 両者の内部監査活動の現状把握と課題分析
• 両者の役割分担のあるべき姿
• 両者の協力（合同監査又は専門家としての相互活用）の可能性