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第37回研究大会「システム監査基準、システム管理基準の改訂とさらなる高度化への展望 〜アジャイルガバナンス時代への対応〜」
2023年4月に5年ぶりとなる経済産業省のシステム監査基準およびシステム管理基準の改訂が行われました。我が国のデジタル政策の基本方針である2022年6月の「デジタル社会の実現に向けた重点計画」では、アジャイルガバナンス原則(機動的で柔軟なガバナンス)を以下のように定義しています。
「一律かつ硬直的な事前規制ではなく、リスクベースで性能等を規定して達成に向けた民間の創意工夫を尊重するとともに、データに基づくEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)を徹底し、機動的・柔軟で継続的な改善を可能とすること。データを活用して政策の点検と見直しをスピーディに繰り返す、機動的な政策形成を可能とすること。」
今回の改訂では実施方法等の「実践部分」については切り離して別冊化し、システム監査に知見のある民間団体においてアップデート等を図っていくこととなっています。 この初めての試みの成否は、これからの私たち「民(学と産)」が、種々の「ガイドライン」の開発等自律的な活動および「官」との連携を通じて、システム監査の高度化にどのように取り組んでいくかにかかっていると言っても過言ではありません。本大会では、この今回の改訂の趣旨や狙いを踏まえ、有識者の皆様に登壇いただき、官民によるシステム監査の適切なアジャイルガバナンスをどう実現し、どのように高度化を図っていくかについて議論してまいります。また、本学会の研究プロジェクト等の成果報告を行い、様々なシステム監査の展開について議論をさせていただきたいと思います。
本学会会員のみならず情報システム、情報セキュリティ、リスクマネジメント、内部・外部監査などの領域において理論と実践に携わっている関係各方面の方々のご参加をお待ち申し上げております。
詳細は会員サイトよりご確認ください。