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CIA資格認定試験日本語化の翻訳協定書調印式

1999/03/17

1999年3月17日午後3時30分より、CIA(Certified Internal Auditor―公認内部監査人)試験日本語化に関する翻訳協定書の調印式が、東京の銀座東急ホテル・明石の間において執り行われた。

調印式には、IIA(The Institute of Internal Auditors,Inc.―内部監査人協会・本部米国)国際本部側からは、IIA国際本部会長の Jean-Pierre Garitte 氏ならびに同理事の Stanley Y.Chang 氏が来日、日本側からは、日本内部監査協会中村清会長及び霜垣誠一郎理事長ら多数の関係者が出席した。

IIAが主催するCIAの試験問題は、現在、8ヶ国(英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・タイ語・中国語・ヘブライ語)の言語によって、毎年5月と11月の2回、世界同時に47カ国で実施されている。日本では、日本内部監査協会が主管し実施している。

試験科目は、4つのパート(パートI:監査理論及び実務・パートII:内部監査の技術及び手続・パートIII:経営管理と情報技術・パートIV:監査環境)からなっている。今回の調印により、本年11月の試験からは、日本語による試験問題で受験ができることとなった。

現在、わが国では、11名の方がCIAの資格保持者であるが、今後は受験者数がますます増えることが見込まれ、資格保持者が増加することによって、日本の内部監査が国際的な水準となることが期待される。なお 、現在、日本内部監査協会において、試験実施へ向けての関連問題について、鋭意検討・準備を進めている。

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