過去に活動した研究会

研究会テーマ

研究会 No.20(2006年7月募集開始)
座長/中川 哲央氏(社団法人日本能率協会 地球温暖化対策支援室 次長)
研究会テーマ
内部統制が株価に与える影響
継続方針
終了しました。
目標成果
報告書を2007年3月末までにまとめ、監査研究への発表を目指す。
活動方法
原則毎月1回2時間程度開催。 メンバー各人が事例を選択し、研究成果を都度発表し、メンバー間で討議。 報告書作成に際しては必要に応じ合宿方式も検討する。
研究会設立理由
  • 上場企業の不祥事が多発している中、会社法施行により上場企業には内部統制システムの構築が求められており、2006年5月1日以降の最初の取締役会で内部統制方針について取締役会決議を行うことが義務付けられた。

  • 株式市場では本年1月のライブドアーショックを始め、カネボーの粉飾決算に関する金融庁による中央青山監査法人に対する業務停止命令、また6月には村上ファンドへの捜索等々、株式市場に大きな影響を与える不祥事がたびたび繰り返されており、内部統制のあり方に起因すると思われるケースも見られます。

  • ついては、上場企業の内部統制と株価に与える影響について、事例と株価の推移に焦点を当て研究を進めていきたい。
研究会メンバー
座長:中川 哲央(なかがわ てつお)
会社名・所属:社団法人日本能率協会 地球温暖化対策支援室 次長
経歴と強み:
  • 地球温暖化の原因と見られる二酸化炭素削減事業の検証業務構築に携わっており、検証機関としての独立性、公平性を担保する内部統制体制の構築を行いつつ、削減事業に対してはその適合性、有効性の評価を行っていく。
  • 三井物産株式会社において環境に係わる国際認証規格であるISO14001に基づく環境マネジメントシステムの監査に約9年の経験のほか、国内外事業会社の工場実査を約100社実施し環境に係わる内部統制の監査・検査体制について助言・指導を行なう。

メンバー:米本 薫(よねもと かおる)
会社名・所属:三井食品株式会社 常勤監査役
志望理由:常勤監査役に昨年6月に就任し、本年の会社法施行に伴う内部統制システムの構築と監査環境の整備に益々責任ある発言と行動を求められております。「監査に聖域息も立入禁止地区もなし」と標榜し監査の結果会社は負の遺産を特損で一掃し、将来の上場を目指し透明性の高い説明責任が取れる会社に変貌中です。
今般企業不祥事に関する社会の眼、監視の眼が益々厳しくなり、大会社でも直接法令に抵触しているものを見逃したり、問題が発生してから陳謝する例に枚挙に暇がありません。 こうした内部統制の不備と不祥事の事例を研究しつつ、どのような内部統制システムと監視・監査体制を構築して行くことが株価にどの様な影響を与えるか考察研究してみたい。 公開企業や参加されるメンバーの企業でどの様に内部統制システムと監査体制が構築されているかも実査しながら、フィールド研究と実際の株式投資の面白さを味わいたいとも考えております。  
経歴と強み:

  • これまでの内部監査士、CIA,情報システム監査士、ACO等の研修と、日々の内部監査を通じ経験も深まり、研究に貢献出来ると思います。

メンバー:阿部 茂(あべ しげる)
会社名・所属:株式会社キョーリン 監査室
志望理由:「企業の内部統制」が言われているが、内部統制の良否が企業価値(時価総額等)に影響するのかどうか研究するとともに、その中から監査部門として具体的にやられていることを学び、自社の監査に役立てたいと思います。
経歴と強み:

  • 監査室6年目。この間に社内全部門の監査を行った。また、監査室以前は生産部門に在籍、工場経験は長い。

メンバー:北川 尚史(きたがわ ひさし)
会社名・所属:鈴木金属工業株式会社 企画部長
志望理由:金融機関から製造業に転職し、新たに環境管理での内部監査を中心に製造業における内部監査を研究してきました。 今回は社内での監査実態と、株価という市場での評価との連関についての実証研究がどういう結果がでるか興味深いところです。業種による違いも出るかも知れません。
経歴と強み:

  • 興銀、みずほコーポレート銀行にて長期にわたり海外監査やシステム監査に従事。
  • 内部監査人協会の当初からの金融メンバー。
  • H15年4月から鈴木金属工業へ転職。企画担当。

メンバー:北岡 信夫(きたおか のぶお)
会社名・所属:三井物産株式会社 ライフスタイル事業本部ライフスタイル業務部 業務監査室
志望理由:5年前に、これほど「内部統制」という言葉が一般化するとは、誰が予測しただろう。その言葉の「重み」は今後ますますおおきくなる。企業経営者すべてが、「内部統制」を経営そのものと認識し、自らのものとして、具現化してゆくことの大切さを訴えてゆきたい。
経歴と強み:

  • 1998年以来、内部監査に関わり、会社全体の大きな変化を目の当たりにしてきた。その後2年間の子会社経営を経て再び内部監査に関わることになった。CIA、CFE。

メンバー:梅山 裕子(うめやま ゆうこ)
会社名・所属:みすず監査法人 CSR部リスクマネジメントソリューション室
志望理由:「内部統制って本当に必要なの?」という各方面からの声を、「株価へのポジティブな影響」という最も望ましい結果(仮定)から説明できればという期待をこめて参加させていただきたいと思います。
経歴と強み:
  • ソニー株式会社勤務、ビジネススクール留学を経て現在みすず監査法人にてリスクマネジメント、コンプライアンス体制構築等のアドバイザリー業務に携わる。

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