CIAフォーラム研究会

GRC a15

地区	東京
研究会名	グループシェアードサービス会社（SSC）を主体とするグループ内部統制研究会
座長	廣兼　玲子氏（公認内部監査人）
テーマ	業務効率化や生産性向上のために、経理や人事、購買等の間接業務をグループ内のシェアードサービス会社（以下、SSC）に集約する企業集団は国内外で増え続けています。さらに単純業務を企業集団外にアウトソースするビジネスプロセスアウトソーシング（BPO）も組み合わせたSSC/BPO型の業務処理や、グループ内で基幹システム・会計システム等を統合する等、これまでの個社・単一システムによるオペレーションの枠組みでは説明しきれないような、多様な環境となり、内部統制の在り方も変化しています。これまでのグループ内部統制は親会社主導の子会社管理やグループガバナンスの高度化という目線からのアプローチが多く、そのような専門書はよくみられますが、本研究会では親会社、グループ会社、アウトソーサーを点や線でつなぐSSCからの目線で、リスク、コントロール、ガバナンス、内部監査について研究、意見交換することを通じて、SSC/BPO型グループ内部統制に貢献する先進的な研究を行っていくことを目的としたいと考えています。
目標成果	BPOの進め方やSSCの構築等の書籍はあるものの、BPO内部統制およびSSC内部統制をテーマとしたポリシーやガイドライン、実務マニュアルは世の中にほとんどないため、悩んでいる実務家が多いというのが実感です。ケーススタディを通じて実務研究を行い、この分野の先駆け的研究を続けるとともに、実務家のための指針レベルを成果物として出すことを成果としたいです。
活動方法	月次レベルの勉強会（ケーススタディの研究、意見交換）内部統制研究者とのコラボレーション成果物作成（半年から1年程度でアウトプット）
備考	（参加要件） CIA保有 SSCに勤務し、内部統制の構築や内部監査を担当している方受託業務に係る内部統制の保証報告の経験を有する実務家（その他）当方は監査法人等において、内部監査を18年経験し、現在、SSC会社でグループ内部統制の構築を行っています。現在はIIA個人会員としても、別のCIAフォーラムにも参加させていただき、フォーラムの存在やありがたさを感じております。先の研究内容と目標成果の部分でも触れました通り、グループ内に経理等のSSCを有する大企業は多く、さらに、企業集団外へのアウトソースや、システムの共通化等、その運営形態はますます複雑化しているものの、そのような企業形態における内部統制や内部監査の専門書や研究成果がほとんどありません。増え続けているグループSSCがグループ内部統制の中心にあることも多いと実務上感じており、同じような経験や立場、悩みを有する方たちを募り、SSC/BPO内部統制の在り姿や先進的な内部統制実務について研究し、企業集団の内部統制の高度化およびガバナンスの高度化に貢献したいと考えております。内部統制・内部監査領域で最も信頼性のある本協会でれば、同じ志の方がいると感じ、本研究会の設立を企図いたしました。わかりづらい点や不明点等ございましたら、申し付けください。

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